日本酒検定1級 過去問分析6

日本酒検定

2021年ころにFBOサイトに掲載されていた問題(おそらく過去問)と解答を確認します。

 

問1 日本酒の商品特性として適切なものはどれか。

1.飲用温度帯の幅が比較的狭い
2.他酒類と比較すると体を冷やす効果が低い
3.原料(品種)の違いが香味に大きな影響を与える
4.アルコール度数が比較的低いものが多い

日本酒の商品特性には以下のものがある。
・飲用温度帯の幅が広い
・他酒類と比較すると体を冷やす効果が低い
・原料(品種)の違いが香味に与える影響は小さい
・アルコール度数が比較的高いものが多い

日本酒の商品特性(テキストP8-9)からの出題

正解は、2.他酒類と比較すると体を冷やす効果が低い

 

問2 高精米が可能で「蔵の華」を代表とする心白の分類はどれか。 

1.腹白状心白
2.眼状心白
3.線状心白
4.点状心白

・腹白状心白を持つ品種は高精白に向かない
・眼状心白を持つ酒造好適米は五百万石が代表
・線状心白を持つ酒造好適米は山田錦が代表
・点状心白を持つ酒造好適米は蔵の華が代表

米の構造(テキストP23)からの出題

正解は、4.点状心白

 

問3 酒造好適米「吟風」はどの品種を交配して開発されたか。

1.八反錦2号、上育404号、きらら397号
2.ひだみのり、フクノハナ、フクニシキ
3.山田錦、菊栄、兵系23号
4.北陸12号、農林17号、八反錦1合

・吟風は、八反錦2号、上育404号、きらら397号を交配し開発
・ひだほまれは、ひだみのり、フクノハナ、フクニシキを交配し開発
・兵庫夢錦は、山田錦、菊栄、兵系23号を交配し開発
・たかね錦は、北陸12号、農林17号を交配し開発

酒造好適期米の品種(テキストP26-32)からの出題

正解は、1.八反錦2号、上育404号、きらら397号

 

問4 酒造好適米「出羽燦々」はどの品種を交配して開発されたか。

1.華吹雪と美山錦
2.比婆雄町と短稈渡船
3.五百万石と山田錦
4.山栄と白菊

・出羽燦々(でわさんさん)は、華吹雪と美山錦
・越淡麗は、五百万石と山田錦
・玉栄は、山栄と白菊

酒造好適期米の品種(テキストP26-32)からの出題

正解は、1.華吹雪と美山錦

 

問5 明治初期に、兵庫県の播州地域で酒米栽培農家と大手蔵元が直接契約し、酒米の品質の向上に寄与した制度はどれか。

1.灘酒制度
2.級別制度
3.特A制度
4.村米制度

兵庫県の南東部にあたる播州地域は昼夜の寒暖差が大きく、酒米栽培に必要な栄養素を含んだ土壌であることから、昔から良質の酒米生産地として知られていた。明治初期、この地の酒米栽培農家と、主に灘五郷の大手蔵元が直接契約する村米制度が誕生。これにより灘の大手蔵元は常に良質の酒米を使用できたとともに、農家も取引先が安定し、品質の高い酒米の育成に注力できた。

コラム特A地区・村米制度(テキストP33)からの出題

正解は、4.村米制度

 

問6 酒造用水中に不必要な成分の説明として正しいものはどれか。

1.マグネシウムは不快な香味を生じさせる
2.有機物の含有は水道水の基準と異なる
3.マンガンは紫外線による着色を促す
4.蒸米に吸着する重金属類は一定基準以下で許容される

・鉄とマンガンは不快な香味を生じさせる
・有機物の含有は酒造用水、水道水とも5.0ppm以下である
・マンガンは紫外線による着色を促すので許容量0.02ppm以下に設定されている
・蒸米に吸着する重金属類は水道水の水質基準以下に設定されている

日本酒造りに使用される水の条件(テキストP38-39)からの出題

正解は、3.マンガンは紫外線による着色を促す

 

問7 酒造用水の水質基準として、鉄分の含有量はどのように定められているか。

1.0.02ppm以下
2.0.05ppm以下
3.0.3ppm以下
4.不検出

鉄分の水質基準は0.02ppm以下(検出されないのが望ましい)である。

日本酒造りに使用される水の条件(テキストP38-39)からの出題

正解は、1.0.02ppm以下

 

問8 麹菌が作り出す酵素の中で「グルコアミラーゼ」の役割はどれか。

1.タンパク質をペプチドにまで分解すること
2.ペプチドをタンパク質に分解すること
3.デンプンを糊状に分解すること
4.デキストリンを糖類に分解すること

・タンパク質をペプチドにまで分解するのは、酸性プロテアーゼ
・.ペプチドをタンパク質に分解するのは、酸性カルボキシペプチターゼ
・デンプンを糊状に分解するのは、αアミラーゼ(アルファアミラーゼ)
・デキストリンを糖類に分解するのは、グルコアミラーゼ

コラム酵素(テキストP44)からの出題

正解は、4.デキストリンを糖類に分解すること

 

問9 次の中で、佐浦(宮城県)から1965年に分離された酵母はどれか。

1.2号
2.6号
3.12号
4.14号

・2号は月桂冠(京都府)より1912年に分離
・6号は新政酒造(秋田県)より1935年に分離
・12号は佐浦(宮城県)から1965年に分離
・14号は金沢県内の酒造から1991年に分離

代表的な協会酵母(テキストP46)からの出題
なお、金沢県内はテキスト表現の引用ですが、金沢国税局の管轄区域(富山県、石川県、福井県)のことと考えればよいと思います。

正解は、3.12号

 

問10 次の中で、高知県で開発された酵母はどれか。

1.HD-1
2.MK-1
3.EK-1
4.AA-41

・HD-1は静岡県
・MK-1は三重県
・EK-1は愛媛県
・AA-41は高知県

都道府県の試験研究機関で開発された酵母(テキストP47-48)からの出題

正解は、4.AA-41

 

過去問分析6は以上となります。見ての通りですがかなり難易度が高いですね。

 

 

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