日本酒検定3級 過去問分析3

日本酒検定

こちらの記事は2021年3月28日にファンブログに投稿したものを再編集したものです。
これまでと同様ですが、前回試験の過去問をみると試験の出題傾向がわかります。

・問18~問27は日本酒の歴史に関する問題です。

そこで、過去問分析3として日本酒の歴史についてまとめてみました。

1.起源

・およそ2000年前の弥生時代とされる

2.誕生にまつわる逸話

・日本初の酒はワイン
・酒造りは巫女の仕事
・人が米を噛むことで発酵させた「口噛みの酒」が「醸す」の語源
・「御神酒」は酒が薬として扱われたことの名残
・「八塩折の酒」ヤマタノオロチを退治
・「どぶろく」が日本酒の原点
・古事記に「麹による酒造りが中国から伝来した」との記載あり(奈良時代)

3.平安~戦国時代

・平安時代:寺院で僧侶が酒造りを始めたので「僧坊酒」と呼ばれる
・平安時代:白く濁った濁酒から上澄みだけを飲むスタイル「清酒」という言葉が誕生
・鎌倉時代:商業としての酒造りを行う酒屋(蔵元)が京都を中心に誕生、全国へ広がる
・戦国時代:「諸白造り」で品質向上、効率的に清酒が大量生産されるようになる
・「諸白造り」とは麹米にも掛米にも精白米を使用する方法

4.江戸時代

・基盤がほぼ完成し「寒造り」が主流に
・杜氏制度が確立、南部杜氏、越後杜氏、丹波杜氏が三大杜氏と呼ばれる
・アルコール度数の高い焼酎を醪に加える手法「柱焼酎」が発見される
・現在の兵庫県「灘の生一本」が人気、最適な仕込み水「宮水」が最大の理由
・灘の宮水(中硬水)、京都伏見の御香水(軟水)「灘の男酒」「京の女酒」

5.明治~昭和

・明治時代:乳酸を添加する速醸酛、山卸しを廃止する山廃酛が開発される
・昭和時代:酒類の全てが配給制となり級別制度が導入(S18)
・昭和時代:戦後の酒不足を補うために、アルコール、糖類を増量した「三増酒」が登場
・昭和時代:過去最高の176万klで課税移出数量を記録(S48)

5.近年

・級別制度が廃止、特定名称酒制度に(H4)
・淡麗辛口ブーム(70~80年代)
・吟醸酒・大吟醸酒ブーム(80年代バブル景気)
・現在の消費量はピーク時の約1/3(7%)を切っている

歴史の部分は新たに覚えなければならないので大変ですが、範囲はそれほど広くないのでなんとかなりそうな気もします。

そういえば、3級のCBT試験を申し込みました。

時期は4月上旬で場所は北千住テストセンターです。テストの時間も30分単位で選べるので大変便利なシステムですね。当初受験予定の5月上旬より1か月繰り上げることができたので、わりと順調といえるのではないでしょうか。

残りの試験範囲の学習も試験までにアップしていければと思っています。
それではありがとうございました。

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