こちらの記事は2021年3月21日にファンブログに投稿したものを再編集したものです。
日本酒検定3級、前回試験の過去問をみると試験前半の出題傾向がわかります。
・問1~問5が米に関する問題
・問6~問7が水に関する問題
そこで、過去問分析1として、米と水に関してまとめてみました。
1.稲の種類
・ジャポニカ種(世界の約20%、日本の稲に該当)
・インディカ種(世界の約80%)
・シャパニカ種
2.米の分類
・粳米(うるちまい、食用と日本酒用)
・餅米(もち、赤飯、おこわなど)
3.酒造好適米
・日本酒用として特別な検査基準をクリア
・粒が大きく「心白」とよばれる白濁した中心部分をもつ
・稲穂の背が高く台風などに弱い
4.酒造好適米を丈夫な稲に育てるためには
・朝晩の寒暖差が大きい場所
・栄養分を豊富に含んだ田んぼ
・苗の間隔をあけて、日当たりや通気性をよくする
・栽培技術に長けた農家
5.酒造好適米の価格
・食用米平均 (202円/kg)
・酒造好適米 (400円/kg)
・世界の米相場平均(30~80円/kg)
6.酒造好適米の生産量
・国内生産量の約1%
7主な酒造好適米
・山田錦 (兵庫県他全国 36.4%)
・五百万石 (新潟県他全国 24.9%)
・美山錦 (長野県など 7.2%)
・雄町 (岡山県など 2.7%)
・秋田酒こまち(秋田県 2.2%)
8.都道府県別の酒造好適米
・吟風 (北海道)
・華吹雪(青森県)
・八反錦(広島県)
9.日本酒の成分
・80%が水で、酒造には米の30~50倍の水が必要
10.酒造用水(仕込み水)の条件
・鉄分は少なく
・酵母や麹菌の栄養源となる以下を適量に含む
・カリウム、リン、カルシウム
11.水が日本酒に与える影響
・軟水(新潟、静岡、京都伏見など)→すっきりやわらか
・中硬水(兵庫県灘など)→しっかりしたボディと厚みのある飲み口
・「灘の男酒、伏見の女酒」
12.水の硬度の単位
・ドイツの1dH=アメリカの17.8ppm
以上です。この部分はテキストの範囲もせまく、理解しやすいので、確実にとりたいところです。
8の都道府県別の酒造好適米だけは、各都道府県にあるのでやや難問でしょうか。
それではまた、よろしくお願いします。