日本酒検定3級 過去問分析9

日本酒検定

3/11(土)の試験が目前に迫るタイミングで、不手際によりデータを壊してしまいました。解説はおいおい、ということになりますが、2021年ころにFBOサイトに掲載されていた問題と解答を確認します。

2023/4/4解説を追記しました。

問31 非常に個性が強いので万人好みとはいえないが、高価で希少価値の高いタイプはどれか。

1.微発泡酒 スパークリングタイプ
2.爽酒 軽快でなめらかなタイプ
3.醇酒 コクのあるタイプ
4.熟酒 熟成タイプ

・非常に個性が強いので万人好みとはいえないが、高価で希少価値の高いタイプは、熟酒(熟成タイプ)が該当する

正解は、4.熟酒 熟成タイプ

 

問32 花見酒の説明で正しいものはどれか。

1.日本酒に桜を浮かべていただく
2.その年の米の豊作を祈願するために飲まれたもの
3.子孫繁栄などを願って桃の節句に飲まれたもの
4.不老長寿などを願って重陽の節句に飲まれたもの

・日本酒に桃を浮かべていただくものを桃花酒といい、江戸時代には白酒に変化した
・その年の米の豊作を祈願するために飲まれたものを花見酒という
・子孫繁栄などを願って桃の節句に飲まれたものを桃花酒という
・不老長寿などを願って重陽の節句に飲まれたものを菊酒という

正解は、2.その年の米の豊作を祈願するために飲まれたもの

 

問33 菊酒の説明でただしいものはどれか。

1.不老長寿などを願って七夕の節句に飲まれたもの
2.不老長寿などを願って端午の節句に飲まれたもの
3.不老長寿などを願って正月に飲まれたもの
4.不老長寿などを願って重陽の節句に飲まれたもの

・不老長寿などを願って重陽の節句に飲まれたものを菊酒という
・その年の健康を願って正月に飲まれたものは屠蘇という

正解は、4.不老長寿などを願って重陽の節句に飲まれたもの

 

問34 「雪冷え」と呼ばれる温度帯はどれか。

1.0℃前後
2.5℃前後
3.15℃前後
4.25℃前後

・5℃前後は雪冷え
・15℃前後は涼冷え
・25℃前後は常温

正解は、2.5℃前後

 

問35 55℃から60℃ほどのお燗酒を何と呼ぶか。

1.びっくり酒
2.燗燗
3.上燗
4.飛び切り燗

・上燗は45℃
・飛び切り燗は55℃~60℃

正解は、4.飛び切り燗

 

問36 最も「ぬる燗」に向くタイプはどれか。

1.葷酒 香りの高いタイプ
2.醇酒 コクのあるタイプ
3.熟酒 熟成タイプ
4.微発泡酒 スパークリングタイプ

・ぬる燗は40℃
・ぬる燗に向いているのは、醇酒(コクのあるタイプ)である

正解は、2.醇酒 コクのあるタイプ

 

問37 「ちょっとしたもの」や「安直」が転じて名付けられたとされる酒器はどれか。

1.升
2.猪口
3.切子
4.片口

・升は日本酒を計量するための道具として使用されていたが、昭和30年代以降日本酒を飲む酒器として使われ始める
・猪口は日本酒を飲むための小さな酒器の総称で、「ちょっとしたもの」や「安直」が転じて名付けられたとされる
・切子はガラスに装飾を施したグラスで、江戸切子、薩摩切子がとくに有名で、非常に高価
4.片口は注ぐための酒器で、ワインのデカンタのように表面積が広く、空気との接触面が広い酒器

正解は、2.猪口

 

問38 もともとは神事で使用されていた日本酒を注ぐための酒器はどれか。

1.徳利
2.片口
3.銚子
4.応量器

・徳利はもともと醤油や酢を保存するための壺を指した
・片口注ぐための酒器で、ワインのデカンタのように表面積が広く、空気との接触面が広い酒器
・銚子はもともと神事で使用されていた高級酒器
・応量器は僧侶が修行の際に使用する食器

正解は、3.銚子

 

問39 「蛇の目の唎猪口」の説明で間違っているものはどれか。

1.主に蔵人が色合いを見極めるために使用する
2.新酒鑑評会の審査員用として開発された
3.底に青い二重丸の模様が入っている
4.特定名称酒を飲むための酒器として開発された

蛇の目の唎猪口は
・底に青い二重丸の模様が入っている
・新酒鑑評会の審査員用として開発された
・主に蔵人が色合いを見極めるために使用する

正解は、4.特定名称酒を飲むための酒器として開発された

 

問40 料理の油脂分を日本酒が洗い流す効果が得られる相性を何と呼ぶか。

1.同調
2.反発
3.ウォッシュ
4.ハッシュ

・同調は相性が良い、違和感がないという組み合わせ
・反発は不快な香りや不快な味わいが生じる状態
・ウォッシュは料理の油脂分を日本酒が洗い流す効果が得られる

正解は、3.ウォッシュ

 

過去問分析9は以上となります。

 

 

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