日本酒検定2級 2021解答解説4

日本酒検定

解答解説4では、本試験の問31~40についてその内容を確認していきます。

 

問31 「大手酒造が中小酒造の造る日本酒を未納税で買い取り、自社製品をして売り出す」ことを何と呼ぶか選択肢より一つ選べ

1.樽売り 2.樽買い 3.桶売り 4.桶買い

・高度経済成長中、原料米は配給制で生産量が制限されていたため、大手酒蔵は地方の中小酒蔵が造る日本酒を未納税で買い取り、自社製品そして売り出していた
・これを桶買いという、また売り手側からみると桶売りという

正解は4.桶買い

 

問32 主に紫外線の影響で生じる劣化の名称を選択肢より一つ選べ

1.酸化臭 2.日光臭 3.生老香 4.老香

・紫外線の影響で日光臭と呼ばれる劣化臭が発生する
・熱の影響で老香りと呼ばれる劣化臭が発生する
・生酒が熱の影響を受けると生老香と呼ばれる劣化臭を生じる
・日本酒に含まれる各種成分が酸素と結合することを酸化という

正解は2.日光臭

 

問33 3斗とは何Lか選択肢より一つ選べ

1.5.4L 2.54L 3.540L 4.5400L

・1斗は18L
・18×3=54L

正解は2.54L

 

問34 「ぬる燗」とは何℃を指すか選択肢より一つ選べ

1.約35℃ 2.約40℃ 3.約45℃ 4.約50℃

・温度提供には表現がある、20~25℃を常温として
・30℃は日向燗
・35℃は人肌燗
・40℃はぬる燗
・45℃は上燗と呼ばれる

正解は2.約40℃

 

問35 「雪冷え」とは何℃を指すか選択肢より一つ選べ

1.約-5℃ 2.約0℃ 3.約5℃ 4.約10℃

・温度提供には表現がある、20~25℃を常温として
・5℃は雪冷え
・10℃は花冷え
・15℃は涼しい冷えと呼ばれる

正解は3.約5℃

 

問36 日本酒を温めると「旨味」はどのように感じられるか選択肢より一つ選べ

1.引き締まって感じられる 2.清涼に感じられる
3.軽やかに感じられる   4.ふくよかに感じられる

・日本酒を温めることにより旨味はふくよかにかに感じられる
・温めることによるデメリットは旨味がくどく感じられる

正解は4.ふくよかに感じられる

 

問37 長石などを含む粘土を原料とし、釉薬を使用せずに高温で焼き上げたものを選択肢より一つ選べ

1.備前焼 2.唐津焼 3.九谷焼 4.有田焼

・粘土を原料とし、釉薬を使用した陶器は唐津焼、萩焼など
・備前焼など長石などを含む粘土を使い釉薬を使用せず高温で焼き上げたものを炻器、焼締とよぶ
・陶石と呼ばれる石の粉と粘土を原料とした酒器は磁器と呼ばれ、有田焼、九谷焼など

正解は1.備前焼

 

問38 陶石と呼ばれる石の粉と粘土を原料とした磁器として当てはまらないものを選択肢より一つ選べ

1.伊万里焼 2.九谷焼 3.伊賀焼 4.有田焼

・陶石と呼ばれる石の粉と粘土を原料とした酒器は磁器と呼ばれ、有田焼、九谷焼など
・伊賀焼は陶器にあたる

正解は3.伊賀焼

 

問39 ガラス製酒器の特徴としてもっともふさわしいものを選択肢より一つ選べ

1.質感が柔らかい 2.涼しげな印象を与える 3.温かみがある 4.吸水性がある

・質感が柔らかいのは木製酒器の特徴
・涼しげな印象を与えるのはガラス製酒器、石(陶石)製酒器の特徴
・温かみがあるのは土製酒器、木製酒器の特徴
・吸水性があるのは土製酒器、木製酒器の特徴

正解は2.涼しげな印象を与える

 

問40 プラスチック製酒器の特徴としてもっともふさわしいものを選択肢より一つ選べ

1.温かみがある 2.熱伝導に優れる 3.比較的安価 4.冷たい印象を与える

・プラスチック製酒器の特徴は、軽いこと、壊れにくいこと、比較的安価なことなど

正解は3.比較的安価

 

以上で解答解説4は終了です。解答解説5では問41~50を確認する予定となりますのでよろしくお願いします。

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