日本酒検定2級 過去問分析5

日本酒検定

過去問分析4に続き、2020年の過去問から問41~50の内容を確認していきます。

 

問41  「山形県」を代表する郷土料理はどれか

1.しそ巻き、だし、むき蕎麦     2.しもつかれ、湯葉料理、ちたけ蕎麦
3.鱒寿司、イカの黒作り、白海老料理 4.クエ鍋、めはり寿司、さんま寿司

・しそ巻き、だし、むき蕎麦は山形県の郷土料理
・しもつかれ、湯葉料理、ちたけ蕎麦は栃木県の郷土料理
・鱒寿司、イカの黒作り、白海老料理は富山県の郷土料理
・クエ鍋、めはり寿司、さんま寿司は和歌山県の郷土料理

正解は1.しそ巻き、だし、むき蕎麦

 

問42 相性の理由として「ウォッシュ」の具体例とされるのはどれか

1.極甘口白ワインとフォワグラ 2.白ワインとカズノコ
3.椀物と日本酒        4.キャビアとウォッカ 

・極甘口白ワインとフォワグラはマリアージュ
・白ワインとカズノコは反発
・椀物と日本酒は同調
・キャビアとウォッカはウォッシュ、またはリセット

正解は4.キャビアとウォッカ 

 

問43 公益社団法人アルコール医学健康協会が提唱する「適正飲酒の10か条」の要件に含まれていないものはどれか

1.薬とアルコールを同時に摂取しない 2.適量のお酒を、食事をとりながら飲む
3.他人と飲むことを無理強いしない  4.運動直後の飲酒には注意する

適正飲酒の10か条
1.談笑し楽しく飲むのが基本です
2.食べながら適量範囲でゆっくりと
3.強い酒薄めて飲むのがおすすめです
4.つくろうよ週に二日は休肝日 4.つくろうよ週に二日は休肝日
5.やめようよきりなく長い飲み続け
6.許さない他人(ひと)への無理強い・イッキ飲み
7.アルコール薬と一緒は危険です
8.飲まないで妊娠中と授乳期は
9.飲酒後の運動・入浴要注意
10.肝臓など定期検査を忘れずに

正解は4.運動直後の飲酒には注意する
2021/9/8に修正 正解3.他人と飲むことを無理強いしないと誤っていました。

 

問44 東京都内において、急性アルコール中毒での搬送者のうち20代未満、20代の合計数の割合は全体の何%を占めるか

1.おおよそ10% 2.おおよそ25% 3.おおよそ50% 4.おおよそ80%

・令和元(2019)年の調査では、都内の急性アルコール中毒搬送者のうち、51.9%を10代、20代の若者が占めています

正解3.おおよそ50%

 

問45 車両等を運転することとなるおそれがある者に対して、酒類を提供した者への罰則はどれか(運転手が酒気帯び運転の場合)

1. 罰則なし
2. 2年以下の懲役又は30万円以下の罰金
3. 3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
4. 5年以下の懲役又は100万円以下の罰金

・飲酒運転が発覚した場合の飲食店側の責任や罰則
・酒気帯び運転の場合「懲役2年以下または30万円以外の罰金」
・酒酔い運転の場合「懲役3年以下または50万円以外の罰金」

正解は2. 2年以下の懲役又は30万円以下の罰金

  

問46 酒税法で酒類はいくつの品目に分類されているか

1. 5品目 2. 7品目 3. 13品目 4. 17品目

・酒税法で酒類は「発泡性酒類」「醸造酒類」「蒸留酒類」「混成酒類」の4つに分類される
・さらに17品目に分類されそれぞれに定義が設けられている

正解は4. 17品目

 

問47 製法品質表示基準の「必要記載事項」に指定されていないものはどれか

1.原産国名 2.清酒(または日本酒) 3.原料米の品種名 4.原材料名(水以外)

・製法品質表示基準の必要記載事項は次のとおり
1.原材料名(水以外)
2.製造時期
3.保存または使用上の注意事項
4.原産国名
5.外国産清酒を使用したものの表示
6.製造者の氏名または名称
7.製造場の氏名または名称
8.容器の容量
9.清酒または日本酒表示
10.アルコール分
11.未成年飲酒防止に関する表示など
・原料米の品種名は任意記載事項にあたる

正解は3.原料米の品種名  

 

問48 酒類の膨大な広告表示などを防止する自主的なルールはどれか

1.酒税法 2.酒類業組合法 3.景表法 4.公正競争規約
・酒税法は、酒類に酒税を課すための法規
・酒類業組合法は、酒税の保全と酒類業界安定のための酒税確保と、取引の安定をはかることを目的として国税庁が管轄している
・景表法は、販売促進のための行き過ぎた表示などを防止する法規
・公正競争規約は酒類の膨大な広告表示などを防止する自主的なルール

正解は4.公正競争規約

 

問49 「義務、任意、禁止表示」を定めている法律はどれか

1.酒税法 2.酒類業組合法 3.景表法 4.公正競争規約

・酒類業組合法では、義務、任意、禁止表示に係る規定、地理的表示に関する基準、日本酒に関しては特定名称酒の表示などを定めている
・景表法と公正競争規約では、酒類では「ビール」「輸入ビール」「ウイスキー」「輸入ウイスキー」「泡盛」「酒類小売業」「単式蒸留焼酎」に関する表示事項などを定めている

正解は2.酒類業組合法

 

問50 清酒の定義においてアルコール度数は何度未満と定められているか

1. 20度 2. 22度 3. 24度 4. 26度

・醸造酒類の清酒の定義は次のとおり
・米、米こうじ、水を原料として発酵させてこしたもの(アルコール分が22度未満のもの)
・米、米こうじ、水および清酒かす、その他政令で定める物品を原料として発酵させてこしたもの(アルコール分が22度未満のもの)

正解は2. 22度

以上で過去問分析5は終了です。バックナンバー(過去問分析1~4)を含めると、2020年の試験問題を確認することが出来ますので試験対策にお役立ていただけると思います。最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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