日本酒検定1級 過去問分析10

日本酒検定

2021年ころにFBOサイトに掲載されていた問題(おそらく過去問)と解答を確認します。

 

問41 20℃の日本酒の入った四合瓶を氷水につけて5℃まで冷やす場合、時間はどれくらい必要か。

1.約6分
2.約16分
3.約26分
4.約36分

氷水で冷やす場合、まずボトル自体が氷水と同じ温度になるのに1分。その後、1分ごとに約1℃下がっていくことを目安にするとよい。
よって、20℃ー5℃=15℃なので15分+1分=16分

提供温度の設定方法(テキストP191)からの出題

正解は、2.約16分

 

問42 5世紀ごろの「須恵器」から発展し、「志野」「織部」「青磁」ほか伝統工芸品に指定されている、岐阜県の代表的な酒器の名称は何か。

1.小久慈焼
2.小鹿田焼
3.九谷焼
4.美濃焼

・小久慈焼は岩手県久慈市の伝統工芸品
・小鹿田焼(おんたやき)は大分県日田市の伝統工芸品
・九谷焼は石川県金沢市などの伝統工芸品
・美濃焼は岐阜県多治見市などの伝統工芸品

コラム全国の代表的な酒器例(テキストP208~213)からの出題

正解は、4.美濃焼

 

問43 2007年度に農林水産省により選定された「郷土料理百選」において「栗きんとん」「朴葉みそ」が選定されたのはどこか。

1.岩手県
2.栃木県
3.岐阜県
4.長崎県

・岩手県の郷土料理は、ひっつみ、わんこ蕎麦など
・栃木県の郷土料理は、しもつかれ、ちたけ蕎麦など
・岐阜県の郷土料理は、栗きんとん、朴葉みそなど
・長崎県の郷土料理は、具雑煮、卓袱(しっぽく)料理など

コラム各都道府県の特産品と郷土料理(テキストP220~234)からの出題

正解は、3.岐阜県

 

問44 2007年度に農林水産省により選定された「郷土料理百選」において「しもつかれ」「ちたけ蕎麦」が選定されたのはどこか。

1.岩手県
2.栃木県
3.岐阜県
4.長崎県

・岩手県の郷土料理は、ひっつみ、わんこ蕎麦など
・栃木県の郷土料理は、しもつかれ、ちたけ蕎麦など
・岐阜県の郷土料理は、栗きんとん、朴葉みそなど
・長崎県の郷土料理は、具雑煮、卓袱(しっぽく)料理など

コラム各都道府県の特産品と郷土料理(テキストP220~234)からの出題

正解は、2.栃木県

 

問45 岩手県の郷土料理で、小麦粉の団子と魚介類や鶏肉、野菜などを入れた醤油味の汁料理を何というか。

1.じゃっぱ汁
2.ひっつみ
3.どんがら汁
4.ほうとう

・じゃっぱ汁は青森県、タラを丸ごと一匹使った赤味噌や酒粕仕立ての鍋料理
・ひっつみは岩手県、小麦粉の団子と魚介類や鶏肉、野菜などを入れた醤油味の汁料理
・どんがら汁は山形県、内臓や頭を含む寒鱈のブツ切りをネギと一緒に味噌で煮込んだ料理
・ほうとうは山梨県、だし汁に野菜とうどんを入れて味噌味で煮込んだ郷土料理

コラム各都道府県の特産品と郷土料理(テキストP220~234)からの出題

正解は、2.ひっつみ

 

問46 日本酒が美肌効果に影響を与える成分としてあてはまらないものはどれか。

1.カリウム
2.アルブチン
3.プロリン
4.アルギニン

コラーゲンの生成に必要なのが、肌生成アミノ酸といわれるプロリンとアルギニンとされる。日本酒にはこれらのアミノ酸が含まれているため適度な飲酒は美肌に効果があるとされている。さらにシミの原因となるメラニン色素の生成を抑えるアルブチンや遊離リノール酸も日本酒には含まれるようだ。

コラム健康効果を示した飲用方法の提案(テキストP245)からの出題

正解は、1.カリウム

 

問47 二十四節季のうち、「秋分」の後に来る名称は何か。

1.白露
2.立秋
3.立冬
4.寒露

・白露は9月、処暑の後、秋分の前
・立秋は8月、大暑の後、処暑の前
・立冬は11月、霜降の後、小雪の前
・寒露は10月、秋分の後、霜降の前

コラム二十四節季(テキストP255)からの出題

正解は、4.寒露

 

問48 運転者が飲酒をしていると知りながら、種類を提供した者への罰則はどれか(運転者が酒気帯び運転の場合)

1.1年以下の懲罰又は10万円以下の罰金
2.2年以下の懲罰又は30万円以下の罰金
3.3年以下の懲罰又は50万円以下の罰金
4.5年以下の懲罰又は100万円以下の罰金

・酒酔い運転者に提供した場合は5年以下の懲役又は100万円以下の罰金
・酒気帯び運転者に提供した場合は3年以下の懲役又は50万円以下の罰金

道路交通法第百十七条からの出題

正解は、2.2年以下の懲罰又は30万円以下の罰金

 

問49 東京都内において、急性アルコール中毒での搬送者のうち、20代未満、20代の合計数の割合は全体の何%を占めるか。

1.おおよそ20%
2.おおよそ30%
3.おおよそ50%
4.おおよそ70%

急性アルコール中毒で搬送された人を年代別に見てみると、男女ともに20歳代の人数が抜きんでて多いことが分かります。理由として、経験の浅さから自分の適量が分からず、無謀な飲酒をしてしまうことなどが考えられます。一緒に飲んでいる周りの人も、節度ある飲酒について注意を払うことが重要です。

飲酒事故データからの出題

正解は、3.おおよそ50%

 

問50 公益社団法人アルコール医学健康協会が提唱する、「適正飲酒の10か条」の要件に含まれていないものはどれか。

1.薬とアルコールを同時に摂取しない
2.適量のお酒を、食事をとりながら飲む
3.他人に飲むことを無理強いしない
4.入浴直後の飲酒には注意する

1.談笑し 楽しく飲むのが基本です
2.食べながら 適量範囲でゆっくりと
3.強い酒 薄めて飲むのがオススメです
4.つくろうよ 週に二日は休肝日
5.やめようよ きりなく長い飲み続け
6.許さない 他人(ひと)への無理強い・イッキ飲み
7.アルコール 薬と一緒は危険です
8.飲まないで 妊娠中と授乳期は
9.飲酒後の運動・入浴 要注意
10.肝臓など 定期検査を忘れずに
浴直後の飲酒には注意する、は誤りで正しくは飲酒後の運動・入浴要注意です。

適正飲酒の10か条からの出題

正解は、4.入浴直後の飲酒には注意する

 

以上で過去問分析10は終了です。最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

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