日本酒検定2級 過去問分析7

日本酒検定

2022年の日本酒検定ですが全国での試験は9月10日(土)ですから間もなくですね。2級の過去問分析の6~10は、2022年4月ころにSSIのサイトに掲載されていた2級試験の過去問の解答解説となります。過去問分析7は問11~問20となります。

問11 製麹の工程において床作業と呼ばれる工程に当てはまらないものはどれか。

1.引き込み 2.仲仕事 3.盛り 4.切り返し

・蒸米に麹菌を繁殖させる作業を製麹(せいぎく)と呼ぶ
・床作業(とこさぎょう)と棚作業に大別される
・床作業の工程は、引き込み、種付けと床もみ、切り返し、盛り、である
・棚作用の工程は、仲仕事、仕舞仕事、出麹、がある

正解は、2.仲仕事

 

問12 市場に出回る商品の中で速醸系酵母を用いて作られる日本酒の割合は、どれくらいとされるか。

1.約90% 2.約80% 3.約70% 4.約60%

・乳酸添加法(速醸系酵母)が約90%
・乳酸菌育成法が約10%
・乳酸菌育成法10%のうち、生酛造りが約1%
・乳酸菌育成法10%のうち、山廃酛が約9%

正解は、1.約90%

 

問13 1953年に熊本県酒造研究所で分離された非常に華やかな吟醸香をもたらす協会酵母はどれか。

1.協会6号 2.協会7号 3.協会9号 4.協会1801号

・6号は、新政酒造(秋田県)より1935年に分離、「新政酵母」と呼ばれ発酵力が強い
・7号は1946年に宮坂醸造で分離され現在最も多く使用されている協会酵母
・9号は熊本県酒造研究所から1953年に分離、非常に華やかな吟醸香をもたらす
・1801号は2006年分離、発酵力が強く高エステル生成酵母とも呼ばれる

正解は、3.協会9号

 

問14 日本酒に添加する醸造アルコールの原料ではないものはどれか。

1.ブドウ 2.米 3.糖蜜類 4.トウモロコシ

・醸造アルコールとは甲類焼酎と同じ製法で造られた蒸留酒を指す
・糖蜜(廃糖蜜)やトウモロコシを原料とすることがほとんどである
・米を原料とした醸造アルコールを使用することもある

正解は、1.ブドウ

 

問15 発酵が始まってすぐの状態の醪を指す言葉はどれか。

1.落泡 2.筋泡 3.玉泡 4.高泡

・落泡は、発酵のピークが過ぎ、泡の位置が次第に低くなった状態
・筋泡は、留添え後2~3日でアルコール発酵が本格化し、表面に数本の泡が現れる
・玉泡は、ピークを過ぎ泡立ちがかなり少なくなった状態
・高泡は、岩泡よりさらに泡の位置が高くなった状態で発行がより進んでいる

正解は、2.筋泡

 

問16 日本酒の上槽後のタンク下部の下呑から抽出した日本酒を何というか。

1.滓酒 2.にごり酒 3.あらばしり 4.雫酒

・滓酒は下呑から抽出した固形分の多い部分
・にごり酒は上槽をしていない酒の分類である
・あらばしりは、酒袋に醪をつめて搾る際に圧力をかける前に流出する部分
・雫酒は、醪の入った酒袋のをぶら下げ、滴り落ちる部分を抽出する手法

正解は、1.滓酒

 

問17 日本酒の製造工程における上槽と同時に瓶詰めする手法を何と呼ぶか。

1.直汲み 2.中汲み 3.瓶囲い 4.生貯蔵

・搾りと同時に瓶詰めする「直汲み」と呼ばれる手法があるが流通量は少ない
・「中汲み」は搾りで「あらばしり」の次に抽出する部分のこと
・「瓶囲い」は火入れは1回で、瓶に詰めた状態で火入れするもの
・「生貯蔵酒」は1回目の火入れをせず、瓶詰め直前の2回目だけ火入れするもの

正解は、1.直汲み

 

問18 播磨国風土記に記載されている酒(日本酒)の説明で正しいものはどれか。

1.今の清酒に近い端麗辛口の酒が造られていたこと
2.炊いた米にカビが生えて、それが水に濡れて自然と酒ができたこと
3.干し飯が水に濡れて発生したカビを用いて酒を造らせたこと
4.水に浸かった米から自然と発酵したこと

・播磨国で干し飯が水に濡れた際に発生したカビを用いて酒を造らせ宴会をしたという記述がある

正解は、3.干し飯が水に濡れて発生したカビを用いて酒を造らせたこと

 

問19 奈良時代の役所の中で酒を造っていた部署は何と呼ばれていたか。

1.倭人条 2.酒部 3.酛廻し 4.延喜式

・奈良時代ごろ、造酒司という役所の中に酒部という部署が設けられ、朝廷による酒造りが行われていた

正解は、2.酒部

 

問20 平安時代頃から近江地方(現在の滋賀県)で造られていた僧坊酒はどれか。

1.百済寺酒 2.天野酒 3.堺酒 4.菩提泉

・百済寺酒は近江で造られた
・天野酒は大阪府河内長野市の天野山金剛寺で造られた
・堺酒は大阪府堺市で誕生した地酒
・菩提泉は奈良県奈良市の菩提山正暦寺で造られた

正解は、1.百済寺酒

 

最後までご覧いただきありがとうございます。次の過去問分析8は問21~問30となります。

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