日本酒検定1級 過去問分析1

日本酒検定

通常は年に1回の日本酒検定試験が3月12日(土)に開催されました。目標としている1級取得を最短で達成するにはチャンスだったのですが、諸事情により今回の受験はパスとなりました。
さて、2021年度にWEBサイトで公開されていた過去問のうち、1級については確認していなかったので、ここで見ていこうと思います。

問1 日本酒の商品特性として適切なものはどれか

1.飲用温度帯の幅が比較的狭い
2.高度な製法を要し、また製法の違いが香味に影響する
3.原料(品種)の違いが香味に大きな影響を与える
4.アルコール度数が比較的低いものが多い

日本酒の商品特性は、飲用温度帯の幅が比較的広く、原料(品種)の違いが香味に与える影響が小さく、アルコール度数が比較的高いものが多い

正解は、2.高度な製法を要し、また製法の違いが香味に影響する

 

問2 高精白が可能で、「蔵の華」を代表とする心白の分類はどれか

1.点状心白
2.線状心白
3.眼状心白
4.腹白状心白

線状心白は、山田錦、強力(ごうりき)、穀良都、越淡麗、千本錦など
点状心白は、蔵の華など

正解は、1.点状心白

 

問3 酒造好適米「出羽燦々」は何を交配されて開発されたか

1.比婆雄町と短稈渡船
2.山栄と白菊
3.五百万石と山田錦
4.華吹雪と美山錦

比婆雄町と短稈渡船は、該当なし
なお、比婆雄町と近畿33号は雄町、山田穂と短稈渡船は山田錦
山栄と白菊は。玉栄(たまざかえ)
五百万石と山田錦は、越淡麗

正解は、4.華吹雪と美山錦

 

問4 現代にも伝承されている米に関する文化として当てはまらないものはどれか

1.産立飯
2.直会
3.食い初め
4.振り米

産立飯(うぶたてめし)は、子供が生まれた際に備えるもの
食い初めは、誕生後百日目に米を食べさせる真似をするもの
振り米は、米の音を聞かせると元気になると信じたことから竹の筒に米粒を入れて病人に聞かせるもの
直会(なおらい)は、一般に神事終了後の宴会のことで米文化とは異なる

正解は、2.直会

 

問5 酒造用水の水質基準として鉄分の含有量はどのように定められているか

1.不検出
2.0.02ppm以下
3.0.05ppm以下
4.0.3ppm以下

鉄は外観を茶褐色化させ、不快な香味を生じさせる要因となるため、許容量は0.02ppm以下
マンガンは紫外線による着色を促進するので、許容量は0.02ppm以下

正解は、2.0.02ppm以下

 

問6 麹菌が造りだす酵素の中で「酸性カルボキシペプチターゼ」の役割はどれか

1.デンプンを糊状に分解すること
2.ペプチドをアミノ酸に分解すること
3.タンパク質をペプチドにまで分解すること
4.糊状になったデンプンを糖類に分解すること

デンプンを糊状に分解するのは、αアミラーゼ
糊状になったデンプンを糖類に分解するのは、グルコアミラーゼ
タンパク質をペプチドにまで分解するのは、酸性プロテアーゼ
ペプチドをアミノ酸に分解するのは、酸性カルボキシペプチターゼ

正解は、2.ペプチドをアミノ酸に分解すること

 

問7 きょうかい酵母の「14号」酵母は通常何と呼ばれているか

1.宮城酵母
2.明利小川酵母
3.真澄酵母
4.金沢酵母

7号が真澄酵母
10号が明利小川酵母
12号が宮城酵母
14号が金沢酵母

正解は、4.金沢酵母

  

問8 きょうかい酵母として登録されているものはどれか

1.秋田流花酵母
2.新潟吟醸9号
3.FK301(ふくいうらら酵母)
4.せとうち21

秋田流花酵母は「きょうかい1501号」として登録されカプロン酸エチルを多く生成する、新潟吟醸9号、FK301(ふくいうらら酵母)、せとうち21(広島県)と同様に都道府県の試験研究機関で開発された酵母である

正解は、1.秋田流花酵母

 

問9 精米において、玄米の表面からどの部分も同じ厚さで削り取る方法を何というか

1.竪型精米
2.扁平精米
3.球形精米
4.原形精米

球形(球状)精米は、最も一般的な球形に削る手法
原形精米は、長さ、幅、厚さの全てを同じ割合で削る手法
扁平精米は、原形精米で生じるズレを改善したもので、どの部分も表面から同じ厚さで削り取る理想的な手法とされる

正解は、2.扁平精米

 

問10 浸漬段階における「限定吸水」とはどのような手法か

1.常温水で約20分給水
2.常温水で約30分給水
3.5~7℃の水で約10分給水
4.5~7℃の水で約60分給水

常温で90~120分程度かけて給水させる方法を「完全吸水」
5~7℃の水で約10分程度給水を「限定吸水」

正解は、3.5~7℃の水で約10分給水

 

やはり、準1級の問題と比較して難易度が高いものが多いように感じますね。
問11以降は過去問分析2でみていきますので引き続きよろしくお願いします。

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