日本酒検定準1級 過去問分析5

日本酒検定

2020年の試験問題のうち問41~50を確認していきます。

 

問41 不快臭である「酸臭」の発生要因に当てはまらないものはどれか

1.生酒の長期冷蔵保存 2.麹の枯草菌汚染 3.日本酒製造中の衛生管理不備 4.業務用酒器の洗浄不備

・酸臭の発生要因には、業務用酒器の洗浄不備、麹の枯草菌汚染、日本酒製造中の衛生管理不備がある
・生酒の長期冷蔵保存で発生するのは生老香(なまひねか)

正解は1.生酒の長期冷蔵保存

 

問42 日本酒を温めるとき、直火燗、電子レンジ、蒸し燗の手法で共通している留意点は

1.温度ムラが生じやすい 2.時間がかかる 3.酒質が下がる 4.温度をコントロールしにくい

・いずれも温度コントロールがしにくい
・温度ムラは電子レンジ
・時間がかかるのは蒸し燗
・酒質が下がる(といわれる)のは電子レンジ

正解は4.温度をコントロールしにくい

 

問43 土製酒器の一般的な特徴はどれか

1.縁(リム)が総じて薄い 2.質感が堅い 3.涼しげな印象を与える 4.吸水性がある

・縁(リム)が総じて薄い、 質感が堅いはガラス製の特徴
・涼しげな印象を与えるのは金属製の特徴
・吸水性があるのは土製、木製の特徴

正解は4.吸水性がある

 

問44 徳利の洗浄において適切な説明はどれか

1.食洗機の利用で高い洗浄効果が得られる
2.極力冷水を使用する
3.洗浄・すすぎ後は注ぎ口を上にして立て、乾燥させる
4.専用のブラシで洗浄する

・食洗機の利用は他の食器と別にするなど留意点がある
・内部は熱湯で十分にすすぐ
・洗浄・すすぎ後は注ぎ口を下にして乾燥させる
・専用のブラシで洗浄する

正解は4.専用のブラシで洗浄する

 

問45 日本酒と料理との相性に関する説明として間違っているものはどれか

1.椀物の出汁と同調する
2.スパイス類の強い風味と反発する
3.魚介類等の生臭みを引き出さない
4.酢をきかせた料理とは反発しにくい

・椀物の出汁と同調する
・スパイス類の強い風味と好相性を示す
・魚介類等の生臭みを引き出さない
・酢をきかせた料理とは反発しにくい

正解は2.スパイス類の強い風味と反発する 

問46 2007年度に農林水産省により選定された「郷土料理百選」の中で、兵庫県の郷土料理はどれか

1.いかなごのくぎ煮 2.いちご煮 3.がめ煮 4.治部煮

・いかなごのくぎ煮は兵庫県
・いちご煮は青森県
・がめ煮は福岡県
・治部煮は石川県

正解は1.いかなごのくぎ煮

 

問47 夏に爽酒と組み合わせる料理の、推奨される食材と調理法はどれか

1.冷効果の高い食材を、生または強火で手早く炒めたり揚げたりする
2.温効果の高い食材を、煮たり燻製したりする
3.香りの高い食材を蒸したり茹でたりする
4.温効果の高い食材を、炊いたり茹でたり焼いたりする

・夏は冷効果の高い食材が良い
・温効果の高い食材を、煮たり燻製したりするの冬
・香りの高い食材を蒸したり茹でたりするのは春
・温効果の高い食材を、炊いたり茹でたり焼いたりするのは秋

正解は1.冷効果の高い食材を、生または強火で手早く炒めたり揚げたりする

 

問48 公益社団法人アルコール医学健康協会が提唱する「適正飲酒の10か条」の要件に含まれていないものはどれか

1.薬とアルコールを同時に摂取しない 2.適量のお酒を、食事をとりながら飲む
3.他人と飲むことを無理強いしない  4.運動直後の飲酒には注意する

適正飲酒の10か条
1.談笑し楽しく飲むのが基本です
2.食べながら適量範囲でゆっくりと
3.強い酒薄めて飲むのがおすすめです
4.つくろうよ週に二日は休肝日 4.つくろうよ週に二日は休肝日
5.やめようよきりなく長い飲み続け
6.許さない他人(ひと)への無理強い・イッキ飲み
7.アルコール薬と一緒は危険です
8.飲まないで妊娠中と授乳期は
9.飲酒後の運動・入浴要注意
10.肝臓など定期検査を忘れずに

正解は4.運動直後の飲酒には注意する

 

問49 東京都内において、急性アルコール中毒での搬送者のうち20代未満、20代の合計数の割合は全体の何%を占めるか

1.おおよそ10% 2.おおよそ25% 3.おおよそ50% 4.おおよそ80%

・令和元(2019)年の調査では、都内の急性アルコール中毒搬送者のうち、51.9%を10代、20代の若者が占めています

正解3.おおよそ50%

 

問50 車両等を運転することとなるおそれがある者に対して、酒類を提供した者への罰則はどれか(運転手が酒気帯び運転の場合)

1. 罰則なし
2. 2年以下の懲役又は30万円以下の罰金
3. 3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
4. 5年以下の懲役又は100万円以下の罰金

・飲酒運転が発覚した場合の飲食店側の責任や罰則
・酒気帯び運転の場合「懲役2年以下または30万円以外の罰金」
・酒酔い運転の場合「懲役3年以下または50万円以外の罰金」

正解は2. 2年以下の懲役又は30万円以下の罰金

 

以上で過去問分析5を終了します。最後までご覧いただきありがとうございました。

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